クレモナの由来

　クレモナとは北イタリアのロンバルディア州、南の内陸部にある静かな街の名前です。紀元前３世紀にその歴史は始ります。16 世紀から17 世紀にかけてアマティ、ストラディバリ、グァルネリなどのヴァイオリン製作の名匠たちが数多くクレモナの町に育ちました。以後、今に至るまでクレモナは最も優秀なヴァイオリン製作者が集まるところとして知られています。ヴァイオリン製作者を「医療スタッフ」に変え、クレモナ会は「優秀な医療スタッフ」が集まる場所、≪優秀なヴァイオリン＝優秀な医療≫を、すべての人に提供できる場所にしたい意を込めて「クレモナ会」としました。

≪　クレモナ会の紋章　≫

　ギリシャ神話に登場するアスクレピオスは、優れた医術の技で死者すら蘇らせ、後に神の座についたとされることから、医神として現在も医学の象徴的存在となっている。クレモナ会の紋章はそのアスクレピオスの杖を表している。杖にヘビの巻きついたモチーフは「アスクレピオスの杖」（蛇杖）と呼ばれ、医の象徴として世界的に用いられている。